失敗続きからファンタジー作家になるまで
(夢のない高橋宣孝物語?) その10

  ここで良かった事は、自分の描いたイラストやカンプ(写真用ラフ)が、コピー(文章とマッチングして行く過程がすぐ横で見られたので、いちばん勉強にもなったし、徹夜続きだったけれど、一番鍛えられた時期でした。     

数々の良い仕事にも恵まれ、その頃は絶対に失敗しないという自信 (今、思えば過信)がありました。   

そして、2年か3年ぐらいの月日がたったのでしょう。  (以前のことなので、正確な年月が思い出せないのです。)

  ある日、従兄弟から一度家に遊びに来ないか? という、お誘いがあり従兄弟の家へ行くことに…  

食事をごちそうになり、しばらく、くつろいでいたら、従兄弟がアタッシュケースのような鞄から、何やら請求書の束と電卓を取り出してパチパチ パチパチ      

「……?」 『どう? なんとかフリーでも食べて行けそうだから独立したら?』と

なにげなく言われた突然のことば… (その当時、従兄弟は私の勤めていたデザイン事務所に仕事を発注して  いたのでイラスト料が毎月どれくらい請求されているか、把握出来た  のです。)


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